【メギド72】メインストーリー精読 1章『辺境の剣』前編
メギド72はシナリオにも定評のあるゲームですが、メインクエストのストーリーは1度読んだきり、しっかり覚えていない人も多いであろうと思います。
そこで、改めてメギド72のメインクエストのストーリーを振り返っていきましょう。
この記事ではプロローグとメインクエスト1章『辺境の剣』の前半部、1話から4話を見ていきます。
※メギド72のネタバレを含むのでご注意ください。
プロローグ
あらすじ
幻獣に追い詰められた主人公(以下、ソロモン)は追放メギドのブネ達に間一髪助けられる。
その時、突如としてソロモンの身に着けていた指輪『ソロモンの指輪』が光りだした。
指輪の力によって追放メギド達のメギドとしての力を開放し、幻獣たちを倒してソロモンの住んでいた村『グロル村』へと帰還する。
しかし、グロル村は幻獣によって滅ぼされた後だった。
幻獣による惨劇は、今やヴァイガルドのあちこちで起きており、世界の終わりをもたらす『ハルマゲドン』の脅威がすぐそこに迫っていた。
注目ポイント
ゲーム全体のチュートリアルの側面を持つので、メギドラルから来た異種族『メギド』の存在やソロモンの指輪の機能『召喚』について、ソロモンの言う『大地の恵み』のことをメギドは『フォトン』と呼ぶことなどが端的に紹介されています。
フォトンを求めて本能的に行動する幻獣の性質や、ヴァイガルドの人間(ヴィータ)にフォトンをため込んでおく性質があること、そのせいで幻獣は見境なくヴィータ達を襲うこともここで明らかにされます。
そして、グロル村を幻獣に滅ぼされた体験が、ソロモンの持つメギドラルへの闘争心の原点となるのです。
1話:ラッヘの森
あらすじ
グロル村を滅ぼされ茫然自失のソロモン。
ブネがソロモンに「村の仇」をとるように促して奮起させ、ソロモンたちは幻獣の後を追い『ラッヘの森』へ。
バルバトスとブネは森の様子を見て、この森にはいない突出して強い幻獣の存在を推測する。
そしてラッヘの森のヌシたる幻獣を倒したが、やはり「村の仇」の幻獣ではなかった。
「村の仇」が強力な幻獣ならば、他の村も襲う可能性もあると考え、ソロモンたちは隣村の『ナーエ村』へと向かう。
注目ポイント
1-冒頭で『魔を統べる者』というキーワードがブネのセリフから初出しています。
ヴァイガルドではメギドは神話に登場する悪魔として伝わっており、バルバトスは「神話には続きがあり、長い旅の末にメギド達の弱みを握って支配したヴィータこそが『魔を統べる者』である」と語っています。
しばらくは「村の仇」の強力な幻獣を追うことがソロモン一行の目標となります。
また、『ハルマ』と契約する『シバの女王』の存在も1話ラストのシーンで顔見せがされ、さらに後の重要なワードである『赤い月』についても初出しています。
2話:ナーエ村
あらすじ
ナーエ村が見えてくると同時にソロモン一行は巨大な幻獣を見つける。
おそらくあれが「村の仇」だが、今は別の幻獣に襲われつつあるナーエ村を救うことを優先した。
助けた村人の話によると旅の剣闘士が幻獣たちを倒していたという。
それほどの達人ならば追放メギドの可能性があると考え一行は剣闘士の加勢に向かう。
ボスを倒して剣闘士風の追放メギド『ガープ』を仲間に加え、「村喰らいの双貌獣」を追う。
注目ポイント
ガープが加入する回であり、ガープとの問答の中で「勝算ならある」というソロモンの常套句の『勝算』が登場します。
追放メギドはヴィータとして生まれ変わっていて普通はメギド体になれず、ソロモンの指輪のおかげでメギドの力を振るうことが出来るという設定もここで語られます。
そして「村の仇」の二つ名が「村喰らいの双貌獣」だと判明します。
2-冒頭ではソロモンに対してブネたちが今解決すべきことへ導く描写も出てきますね。
3話:魔窟ツィール
あらすじ
「村喰らいの双貌獣」を追ってツィール遺跡へやってきた一行。
はやるソロモンをガープが冷静さを失わぬよう厳しく諭す。
そしてついに村の仇、村喰らいの双貌獣を倒したソロモンたち。
目的を見失ったソロモンとガープにブネは共に王都へ行くことを提案する。
その目的はハルマゲドンを食い止めることだった。
注目ポイント
途中でガープが「村喰らいの双貌獣」を追っていた理由が簡潔に語られますが、より詳しいエピソードはガープのキャラクターストーリーで見ることが出来ます。
ガープを盾役にした戦法をシナリオ中で示しており、この戦法には皆さん何度もお世話になると思います。
3話のラストではソロモン視点でもハルマの存在が言及され、ブネはハルマを「協力者」であると言っています。
ソロモンの指輪を捜索するための支援などを受けたと言っており、ハルマから協力を得るまでの経緯はブネのキャラストーリーで見ることが出来ます。
4話:グナーデ水源
あらすじ
王都を目指す途中で『グナーデ水源』に立ち寄ったソロモン一行は、水源の奥に巣食う幻獣を討伐を決意する。
幻獣に殺されたヴィータの死体を見つけた一行は水源付近に村があるらしいと分かり、まずはその村を目指すことに。
たどりついた村は『ヴィトヴェ村』、死体はこの村の村長だったことが村長の娘の『エイル』から告げられる。
ヴィトヴェ村の自警団が全滅したこと、水源の奥で大地の恵みを引き出すための「儀式」を行わないといけないことなど村の事情を知ったソロモンは、ソロモンの指輪の力で儀式を代行するため水源の奥を目指す。
指輪の力で水源のフォトンを引き出した ソロモン達は村で一泊し、水源に寄ってきた大物の幻獣を撃破し、ヴィトヴェ村と水源に幻獣除けを施した。
エイルは村のためにソロモンに村へ残って欲しいと一度は申し出たが、最後には彼らを見送ることにした。
注目ポイント
フォトンを見ることが出来るヴィータの『古き血筋』について言及があります。
また、水源で大地の恵みにお伺いを立てる儀式のように、ヴィータ達も彼らなりのやり方でフォトンとの付き合い方をしてきたという描写もされていますね。
ヴィータ達の考え出した幻獣除けや古き血筋の稀少さも描かれています。
まとめ
序盤は1シーンのセリフを少な目にするという開発側のオーダーがあったため、セリフ構成自体は簡潔ですが、重要な要素がいくつも出てきますね。
また、3章まではフルボイスなのでメインキャラクターはずっとフルボイスで行くタイプのゲームなのかと勘違いもしました。
メギド72ではおなじみになっている「一言ボイス+セリフテキスト」という形式は、私はファイアーエムブレム覚醒で初めて見ましたね。
それでは~