こたわんこに関する諸々の課題
こたわんこに限らない問題かもしれないが、転生Vタレントとしての課題をおさらいしていこうと思う。
あくまで一意見であるので、参考の足しになれば、という程度で読んでいただきたい。
discord閉じコン問題
5chでは「Vタレント(あるいはその演者)がファンコミュニティであるDiscordに参加することで、閉じたコンテンツ化するのでは?」という危惧が絶えずされている。
(※コラボ時の連絡手段としてVtuber、Vタレント同士で使う場合はアリ)
実際Twitterでコアリスナーがこたわんこについて言及することは以前よりも減っており、このままでは話題として冷えていく一方である。
我々の敵が仮に居るとするなら、それは「そもそもそのVタレントを知らない者」であることは明白であり、閉じコン化は敵を増やす行為に等しい。
いつになるか分からない「転生の直前」よりも、できる限り早くDiscordを退出し、開かれたコミュニティに拠点を移すべきである。
…それはそれとして、企業Vタレントとしてペイするか分からないので「こたわんこ個人に資金を注げる窓口」は保持したい。
「話題にはなったけど思ったよりも全然儲からないからクビ」みたいなパターンはあり得るので、いざという時にアバター使用権を買い取って個人Vタレントになれるようにしておくに越したことはない。
開かれたコミュニティからアクセスできる貢ぎ口が新たに必要になるということで、資金を受け取る側の安全を考慮して、こたわんこ名義のクラウドファンディングで活動支援金を募る形式が良いのではないだろうか。
(※クラウドファンディングだと税制で揉める可能性があり、必ず売買が成立する形式のやりとりにする方が良いらしい)
(欲しいものリストに変なもの投げるヤツが出なけりゃいい話なんだけどね)
転生Vタレントの情報
Vタレントを仮想の命が宿った存在と考えれば、アバターが卵の状態であっても、Vタレントとしての演出の一環として捉えることが出来る。
卵アバターでも話題性を冷やさないように公開できる情報は公開していった方がいいし、話題性を維持していくために運営と個別に交渉して公開できることを増やしたほうが良い。
転生の進捗に関する情報が少なく、どこまで進んでいるか分からないただの卵だと人が離れていくので、最悪「進捗ダメです#うんえいちゃんは赤子なので」みたいなのでもいいから情報発信が欲しいところである。
「こんな設定にしようと考えてます~」とか「今絵師さんと連絡を取り合ってます」とかそういう情報であればなおよい。
今から自身を演出していかないとまずいし、自身からアプローチしないと運営も助けてくれない。
Vタレントのロールプレイ
新たなVタレントとして世間に出る前に、自分がノンフィクション型志向なのかフィクション型志向なのかは確認しておく必要がある。
企業Vタレントはコンセプト設定までしか決められていない事が多く、なし崩し的に中の人の地が出て来てノンフィクション型に推移することが多い。
ここでいうコンセプト設定とは、具体的な行動を決めていない一言で言い表せるフワッとした設定のことで、例えばミライアカリの記憶喪失設定がそれに当たる。
ミライアカリの記憶喪失設定はいつの間にか死に設定になっていたが、それがなぜかというと行動設定へと具体化されなかったからだ。
設定を活かすにはクリスマスは初めてなんだよね~と言いつつ、ケーキを食べたらちょっとだけ何か思い出す…みたいな「記憶喪失のキャラクターはこういう事態に出くわしたときにこういう言動をする」という詳細が詰められていることが必要になる。
つまり、膨大な行動設定の集積がコンセプト設定に命を吹き込むことになるのだ。
フィクション型Vタレントでなくとも与えられたコンセプト設定を大事にしたければ、徹底的に行動設定へと具体化する作業は必須となるだろう。
Twitterや生配信など、ファンと接する時間がアニメキャラクターよりも長くなる分大変な作業になるが、そうしたリアリティを好む層は必ず存在する。
フィクション型Vタレントの最終形は、Vタレントの1代目アクターが活動を続けられなくなっても、2代目に膨大な行動設定を研修させることによって引継ぎが可能となることである。
コラボの際は世界観や設定のすり合わせが大変になるものの、演者の替えが効くことは企業としてもリスク管理のしやすい要素になるだろう。
行動設定の逐一が書かれた設定資料集なども売り出せるかもしれない。
既存ファンのとるべき対応など
Vタレントを常に新規の入ってくる開かれた持続可能コンテンツにするために、Vタレントの発信は何も知らない新規に優しい表現でなされるべきである。
(※今更な指摘だが、闇の虚空ネタをずっと引っ張ってTwitterの名前欄に書いておくと新規が何のことだか分からず敬遠しそうなので悪手であった。それよりも次の配信予定の時間や次に何の動画を出すかなどを名前欄に加えた方が良い)
ということは、転生前からいる既存ファンが新規ファンと格差を作ってしまわないために、あたかも新しいVタレントと出くわしたかのようにふるまう必要がある。
新規に何か言えるとしてもせいぜい「声が聞き取りやすい」とか「居心地が良い」とかくらいであろう。
というわけで、既存ファンは「あのVタレントについて大して知らないはずなのに、やたら推してくる変な人」になろう!
(ところで経歴として雨ヶ崎笑虹になり損ねたVタレントってどうなんだ?経歴の傷であってアピールポイントじゃないのでは?)
最後に
活動が長くなるとアーカイブも多くなり新規の参入障壁は大きくなる。
参入障壁を小さくするためには、「だいたいこんなヤツです!だからアーカイブ全部見る必要なし!」という3分以内程度の動画が欲しいところ。
これは公式が作るのでも有志が作るのでもどちらでも良い気がするが、もしも公式とし作る場合は短く簡潔で動画単品で面白くまとまっていると良いだろう。
参考例としてバーチャルおばあちゃんの動画を以下に掲載して記事を締めくくる。